「親愛なる八本脚の友だち」シェルビー・ヴァン・ペルト著、東野さやか訳

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「親愛なる八本脚の友だち」シェルビー・ヴァン・ペルト著、東野さやか訳

 水族館の清掃員・トーヴァが、閉館後にひとりで掃除をしていると、水槽から逃げ出したミズダコのマーセラスが電線コードに絡まって身動きが取れなくなっていた。

 救出したトーヴァは、その後も「彼」がほかの水槽のナマコなどをつまみ食いするために水槽を抜け出すことを黙認する。人間よりも高い能力をもつマーセラスは、まだ海にいたころ、深海で見つけた残骸が30年前に18歳で亡くなったトーヴァの息子エリックだと気づいていた。

 ある夜、トーヴァが捻挫をして休職せざるを得なくなり、代わりに顔も知らぬ父親を捜しに街に来たキャメロンが清掃員に臨時雇いされる。相変わらず夜中の脱走を続けるマーセラスは、あることに気づく。

 タコと人間の奇妙な交流を描いたアメリカのベストセラー小説。 (扶桑社 1595円)

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