「新・宇宙戦争」長島純著

公開日: 更新日:

「新・宇宙戦争」長島純著

 宇宙空間は、科学技術のフロンティアとして平和的な利活用が図られてきた。しかし、近年、宇宙空間での自国の排他的権利を主張して、その権利を守るために軍事行動を起こす国の存在が懸念されている。衛星システムの軍事的重要性の高まりとともに宇宙空間を作戦・戦闘領域として考える傾向が強まっている。

 また、宇宙空間と同様に、サイバー空間、さらには今後急速に利用が進むと予測されるメタバース空間も軍事的な作戦領域となり、戦闘の概念は根本的に変わると思われる。

 本書は元自衛隊空将が、現実の戦争を分析しながら、そうした未来を予測。接近するロシアと中国をはじめ、アメリカ・NATO、さらに日本の宇宙戦略までを解説し、新しい時代に突入した戦争の未来図を描く。 (PHP研究所 1100円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  4. 4

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 5

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    中川翔子「Switch2転売購入疑惑」を否定も火に油…過去の海賊版グッズ着用報道、ダブスタ癖もアダに

  3. 8

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 9

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る