「AI監獄」ウイグルジェフリー・ケイン著、濱野大道訳

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「AI監獄」ウイグルジェフリー・ケイン著、濱野大道訳

 中国政府は、2017年以降、新疆ウイグル自治区でウイグル人やカザフ人ら推定180万人もの人々を「思想ウイルス」や「テロリスト思考」を持っているとして強制収容所に連行して拷問や洗脳、教化を実施。収容所送りを免れたとしても、私生活は常に幾重にも監視され、「心のウイルス」に感染していないか確かめられる。

 すべての立ち寄り先でIDカードをスキャンされ「信用できる」という表示が出なければ入場を許されない。信用できるかどうかは、顔認証カメラの記録によってAIが判断。中国政府が目指しているのはひとつの民族のアイデンティティー、文化、歴史を葬り去り、何百万という人々を同化させることだという。

 最先端の監視技術を用いてディストピア化したウイグルの実態を告発するノンフィクション。 (新潮社 1100円)

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