「子どもをうまく愛せない親たち」橋本和明著

公開日: 更新日:

「子どもをうまく愛せない親たち」橋本和明著

 児童虐待では、被害者である子どもや、加害者である親に知的もしくは発達の障害があるケースが多々みられるという。

 子や親、もしくは双方に障害があると、本人の意図しないところで通常なら選ばないであろうとっぴで過激な行動手段をとってしまい、大きな事態を招いてしまう。

 例えば、子どもに身体的虐待を与えていた自閉スペクトラム症の母親に「もっと子どもに愛情をかけてあげて」と指導したところ、逆に虐待がエスカレートしたという。母親は愛情とはどういうことか、それを示す行動とはどういうことかよく分かっていなかったのだ。

 多くの事例で発達障害のある親の子育ての現状を伝え、彼らに必要なのは愛情論や責任論ではなく「子育ての技術」だとその対策を示すテキスト。 (朝日新聞出版 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」