「子どもをうまく愛せない親たち」橋本和明著

公開日: 更新日:

「子どもをうまく愛せない親たち」橋本和明著

 児童虐待では、被害者である子どもや、加害者である親に知的もしくは発達の障害があるケースが多々みられるという。

 子や親、もしくは双方に障害があると、本人の意図しないところで通常なら選ばないであろうとっぴで過激な行動手段をとってしまい、大きな事態を招いてしまう。

 例えば、子どもに身体的虐待を与えていた自閉スペクトラム症の母親に「もっと子どもに愛情をかけてあげて」と指導したところ、逆に虐待がエスカレートしたという。母親は愛情とはどういうことか、それを示す行動とはどういうことかよく分かっていなかったのだ。

 多くの事例で発達障害のある親の子育ての現状を伝え、彼らに必要なのは愛情論や責任論ではなく「子育ての技術」だとその対策を示すテキスト。 (朝日新聞出版 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”

  4. 4

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  5. 5

    ホルムズ海峡封鎖で習近平指導部が高笑い 中国の石油備蓄量は日本の5倍超、いまだ一滴も放出せず

  1. 6

    高市首相「イヤイヤ集中審議」の一部始終…収まらないイライラ、官邸崩壊もチラつき深まる孤立

  2. 7

    田尾監督には感謝しかない 電撃解任の際は一緒に辞めるつもりだったけど…

  3. 8

    故・中山美穂さんの遺産めぐる「相続トラブル」報道の実相…ひとり息子の相続放棄で、確執の実母に権利移行か

  4. 9

    ボクシング元世界王者・内藤大助さんは昨年ジム開設「ジィちゃんバァちゃんも大歓迎」

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希がまたも背信投球…指揮官まで「物足りなさ」指摘でローテ降格カウントダウン