著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「朝の運動&前夜に仕事のことを考えない」が成果アップの秘訣

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 朝早く起きることが苦ではなく、有効に時間を使いたいという方におすすめしたいのが、朝の運動です。朝の運動には、その日の仕事の捉え方や仕事中の心理状態に良い影響をもたらす可能性があることを、ドイツのヒルデスハイム大学のロースヴァークらの研究チームが明らかにしています。

 この研究(2023年)は、269人の働いている人たちを対象に、2週間にわたって(10勤務日)、毎日、「仕事前にどれくらい運動をしたか」「その日の仕事をどのように捉えているか」といったアンケートに答えてもらう方法で行われました。仕事に行く前に運動をすることで、その日の仕事をどのように評価するか、そして勤務後のワーク・エンゲージメント、心理的消耗、仕事関連の不安にどう関わるかを調べたのです。

 調査の結果、運動をすると仕事への熱意が高まり、心理的消耗は低くなる傾向が見られました。しかも、運動は仕事の受け止め方に2つの良い変化をもたらしていることも判明しました。

 一つは、その日の仕事を「自分を成長させてくれる良い挑戦だ」と前向きに受け止めやすくなり、仕事に対するやる気や熱意がグッと高まるという変化。もう一つが、仕事を「自分を追い詰める嫌なもの(脅威)」として受け止める傾向が弱まり、そのことを通じて仕事に関する不安が低下するという変化です。

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