日本とまったく違う米国の高校野球…「補欠を作らない」ため、入部には実技試験が課せられる
春のセンバツに夏の甲子園というように、日本の高等学校における野球は、部活動の枠を超えた国民的な行事である。
それでは、野球を生んだ米国の状況はどうだろうか。
学校教育の一環ではあるものの、正課である学業に対して課外活動として位置付けられている日本に対し、米国の高等学校において運動部は、生徒の健康を増進し倫理的な人格の発展に寄与するものとして積極的な役割が与えられている。
これは、学業中心から心身の健全な発展の重視という、1910年代に始まった米国の中等教育の転換を受けた結果である。そして、野球も重要な部活動の一つとして1世紀以上にわたって発展してきた。
ただ、日本の全国高等学校野球選手権大会や選抜高等学校野球大会のような全国大会はなく、州単位で行われる大会が基本となっている。各州が独自の憲法を定め、統治機構を持ち、徴税権と軍事組織を有し、州の自律性が高い米国ならではの光景である。
もちろん、カリフォルニア、フロリダ、テキサスといった野球が盛んな州の大会を制すれば、関係者の注目を大きく集める。


















