著者のコラム一覧
秋山香乃作家

1968年、福岡県生まれ。「歳三 往きてまた」で作家デビュー。主な著書に「晋作蒼き烈日」「漢方医・有安 波紋」「群雲に舞う鷹」「氏真、寂たり」「無間繚乱」などがある。

(9)なんと、か細い文字だろう

公開日: 更新日:
イラスト・チユキクレア

 春蔵に促され、千沙はその場で文を広げた。大奥に入った姉からの初めての文だ。いったい何が書いてあるのだろう。震える想いで目を通す。

 まずは千沙の安否を訊ね、自分は元気にやっていると言い、最後は「シロは寂しがっていませんか」と当時飼っていた犬について触れてあった。それだけの… 

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【連載】江戸おんな職人余録 第一弾「半端もん」

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