(9)なんと、か細い文字だろう
春蔵に促され、千沙はその場で文を広げた。大奥に入った姉からの初めての文だ。いったい何が書いてあるのだろう。震える想いで目を通す。
まずは千沙の安否を訊ね、自分は元気にやっていると言い、最後は「シロは寂しがっていませんか」と当時飼っていた犬について触れてあった。それだけの…
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