著者のコラム一覧
秋山香乃作家

1968年、福岡県生まれ。「歳三 往きてまた」で作家デビュー。主な著書に「晋作蒼き烈日」「漢方医・有安 波紋」「群雲に舞う鷹」「氏真、寂たり」「無間繚乱」などがある。

(14)神紋入りの子鏡に初の顔が輝く

公開日: 更新日:
イラスト・チユキクレア

「大奥で後ろ盾がないなんて、死ねと言われたに等しいのよ」

 初の言葉が、千沙の心を押し潰すようにのしかかった。

「そんな……」

 大奥を知らない千沙にはなにも言えない。

「ここでは、権力が全て。才覚を持たぬ役立たずは、踏みにじられて、惨めに落ちていくだけ。… 

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【連載】江戸おんな職人余録 第一弾「半端もん」

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