(19)千沙の目から熱いものが溢れ出る
ちらちらと雪の舞う大晦日。千沙が鏡をつくりはじめて三ヶ月が過ぎていた。
この日は職人たちも作業はしない。新次のほかは誰もいない、がらんとした鋳造のための作業場に千沙は入った。これから二人で、溶かした金属を流し込む鋳込みの作業に入る。
新次は約束通り、金属の比率を…
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