(6)近江屋の善七さんがお見えです
「心配事が重なった後には、良い知らせがやってくるもんや。世の中そうして帳尻が合うのやろうな」
達観したような物言いに、糸はくすりと笑った。
胸の奥のくすぶりが、母ののんきさに救われる。
「女将さん、近江屋の善七さんがお見えです」
お由の声がした。
…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,010文字/全文1,151文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】
今なら!メルマガ会員(無料)に登録すると有料会員限定記事が3本お読みいただけます。



















