本人は寝耳に水!? ピーター・アーツ「引退試合」でフジがソロバン勘定

公開日: 更新日:

 フジテレビがかつて視聴率3冠を独走していた時代に大貢献したのがスポーツ部門。中でもK―1やPRIDEといった総合格闘技は大ブームを巻き起こした。しかし、今では全てが衰退してしまった。

「K―1は運営会社の業績が悪化。PRIDEは週刊誌で暴力団との密接な関係が報じられてフジが撤退。あっという間に崩壊した」(スポーツジャーナリスト)

 そんな中、K―1ブームを支えた立役者の一人である元王者のピーター・アーツ(43)が先日、キックボクシングから引退することを発表。12月21日に有明コロシアムで行われる引退試合をフジテレビが中継し「花道」を飾るというのだが……。

「フジに引退試合の話を持ち込んだのが、かつてK―1のプロデューサーを務めた谷川貞治氏。当初、アーツとは別のK―1ファイター2人が引退することになり、フジに『引退イベントを中継してほしい』と持ち掛けたが断られた。そこで、『じゃあ、アーツの引退試合をやりましょう』とアーツ側に無断で話を持ち込むとフジも承諾。アーツは周囲に『オレはまだ引退しない』と激怒するも、お世話になった谷川氏の顔を立てたともっぱらです」(格闘技関係者)

 フジが「夢よもう一度」で、ソロバン通りの視聴率を稼げるか注目だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い