「全身がん」の樹木希林はゆるキャラ顔負けの“超自然体”

公開日: 更新日:

「いつ死ぬか、っていうと“死ぬ死ぬ詐欺”みたいだけど」

 25日、ドキュメンタリー映画「神宮希林 わたしの神様」の完成披露舞台挨拶に出席した樹木希林(71)はそう言って笑った。

 昨年3月に「全身がん」と公言し、先月15日に今回のがん治療が終了。自身の体調について聞かれると、「(体調は)治療する前もした後も変わらない。生活の質が変わらないのはありがたい。よく<頑張っている>と報道されるけど、ちっとも頑張っていないんですよ。大きく体に影響するもの(がん)は消滅していると思います。小さいものはあると思いますが」と報告した。

 舞台挨拶にはコートを羽織り、左手にはカバンを持って登場。“そのまますぐにでも帰れます”といった姿で「私はマネジャーも何もいないから」と笑いながら写真撮影に応じていた。

 質疑応答では隣にいた阿武野プロデューサーにツッコミを入れたり、「ハイ、どうぞ」と自ら記者に質問を促して答える一幕も。

 映画のキャッチコピー「いきることにつかれたら ねむりにきてください」にちなんで「(映画代が)ラブホテルの休憩より安いので、眠くなったらぜひ」とPRして笑いを誘っていた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃