「相棒」に続くか? テレ朝「刑事110キロ」にかかる期待

公開日: 更新日:

 1月期が低調すぎて、話題は早くも春の連ドラに移っている。やっぱりと言うか、大コケしにくい“刑事ドラマ”がてんこ盛りだ。

 今のところ7本が予定されているが、その中でも注目を集めているのが、石塚英彦(52)主演の「木曜ミステリー 刑事110キロ」(テレビ朝日系)だ。今度でシリーズ第2弾となる。

「木曜ミステリー枠は、『科捜研の女』『京都地検の女』シリーズが安定した2本柱で、昨年4月期に放送された『刑事110キロ』の第1弾は、局内でもそれほど期待されていなかったんです。完全に“つなぎ”扱いでしたが、ふたを開けてみれば、平均視聴率12%台と、予想外に健闘。デブが主演のドラマはヒットしないという“定説”を打ち破った。で、幹部連中も色気を持ち始めたんです」(同局関係者)

 つまり、石塚を「3本目の柱に」というわけ。

「上層部からは『相棒』に続く人気シリーズを、とハッパをかけられていますが、そんなに簡単にできたら苦労はしませんよ。そもそも木曜ミステリー枠には中高年の固定ファンがいて、その時間帯に習慣的に見ている視聴者がほとんど。それが10~12%なんです。刑事110キロだって、半沢直樹みたいにズバぬけて面白いわけじゃない。主婦層に人気がある石塚が主演で、高畑淳子、中村俊介、星野真里と達者な俳優が脇を固めている。安心して見られたから、安定した数字を取れただけですよ」(前出の同局関係者)

 大コケもしないが、大化けもしないか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋