TVでお馴染み コリア・レポート編集長・辺真一氏の原点

公開日: 更新日:

 クールに、時に大胆に--。わかりやすい朝鮮半島情勢分析で定評のある辺真一氏(67)。それは政治的思惑やイデオロギーを分析に持ち込まないからだろう。情報の見極め方、スクープの嗅ぎつけ方の“原点”を聞いてみた。

「この写真、僕の隣にいるのは、中華人民共和国の最高指導者・鄧小平の長女・鄧林です。今から25年前の89年11月、中国人民解放軍国際問題研究所に招待されましてね。朝鮮半島情勢について講演したのです。何日か滞在しているときに、中国政府関係者から『鄧小平の娘に会ってみないか?』と打診された。当時の日本には、“鄧小平死亡説”が流れていて、『これはスクープ!』と胸が高鳴った。それで、彼女に会ったときの写真がコレ。僕が42歳で、彼女は48歳です」

 招待された研究所は、海外情勢を分析するシンクタンク。講演には十数人の研究者が参加。「元人民解放軍副総参謀長」なんて肩書のお偉いさんも。テーマは、韓国の盧泰愚政権の安定度と韓国の北朝鮮政策について。中国は韓国と国交を結ぶ3年前だったから、情報を直接入手するルートがなく、辺さんに白羽の矢を立てたとみられる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  3. 3

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  4. 4

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  5. 5

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    草間リチャード敬太“全裸騒動”にくすぶる「ハメられた」説…「狙った位置から撮影」「通報が早い」と疑問視する意見広がる

  4. 9

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  5. 10

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 2

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    草間リチャード敬太“全裸騒動”にくすぶる「ハメられた」説…「狙った位置から撮影」「通報が早い」と疑問視する意見広がる

  5. 5

    維新の「議員定数1割削減」に潜む欺瞞…連立入りの絶対条件は“焼け太り”狙った露骨な党利党略

  1. 6

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 8

    「これが寝るってことだ」と感激…女優の岡崎友紀さん変形性股関節症との苦闘

  4. 9

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  5. 10

    公然わいせつ容疑で逮捕→釈放も“連帯責任”…Aぇ! group草間リチャード敬太の芸能界復帰はイバラの道