山本一力 売れない時代の胃袋を満たしたアラ煮の思い出

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「直木賞を受賞したら、講演やなんだかんだで出張が増えた。長男は小学5年生、次男は保育園だったね。それでも週末に子供2人を残して、旅に出ざるを得なかった。カミさんは切なかっただろうけど、長男が弟のメシの支度をして、きっちりやってくれた。そういう経験があるから、兄弟は今でも仲がいいよ。弟は兄貴に全幅の信頼を置いてる。出張で家を空けても、家のことを心配しなくていいというのは、親にとっては一番の安心材料だったね」

 取材をした日も、夕飯は妻と2人の息子と食卓を囲んで、アラを食べる予定だと語った。

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