「冬が来る前に」紙ふうせん 大学で教鞭をとっていた

公開日: 更新日:

「石油ストーブの芯を取り換え中に♪冬が来る前にきれいにしないとアカンなあってつぶやいたのが…」

 1970年代、「翼をください」で知られる伝説的フォークグループ「赤い鳥」で活躍。解散後は「冬が来る前に」「いかつり唄」などをヒットさせたデュオ「紙ふうせん」。後藤悦治郎、平山泰代夫妻の息の合った歌声は聴く人の心を震わせた。しかし、最近はあの絶妙なハーモニーを耳にする機会が減った。2人は今どうしているのか。

「『冬が来る前に』は冬に備え、主人がストーブを掃除してるとき、一瞬にしてできた詞なんです」
「アラジンの石油ストーブの芯を取り換え中に、♪冬が来る前にきれいにしないとアカンなあって何げなくつぶやいたのがきっかけで。曲もすぐつけられ、76年11月に発売されました」
「11月っていえば、東北や北海道はもう冬じゃないですか。ところが、その年は暖冬だったため、冬が来る前の状態が長く、それでみなさんの耳により浸透したんだと思います」

 JR新橋駅に近いホテルの喫茶室で会った「紙ふうせん」夫妻、ミリオンセラー誕生のいきさつをこう明かした。

 2人は67年にデュオを組み、70年、「赤い鳥」に参加。74年に結婚し、同年9月に赤い鳥が解散すると、紙ふうせんとして活動を始めた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」