吉本ワールドツアーに選出 文枝の愛弟子・桂三輝の素性

公開日: 更新日:

 吉本の“グローバル化”が止まらない。
 17日、カナダ人落語家の桂三輝(サンシャイン=44)がワールドツアー開催発表会見を開いた。三輝は6代目桂文枝(71)の弟子。文枝の創作落語を英語、フランス語、スロベニア語に翻訳し、29日のイギリス・ロンドン公演を皮切りに、南アフリカ、ガーナ、フランス、スロベニアなど世界7カ国16カ所で39公演を行う。この日も英語やフランス語での小噺や、アコーディオンを使った漫談を披露。取材陣になぞかけを求められると、「ワールドツアーに行く三輝とかけて、扇子の素材と解きます。どちらもワシ(和紙)や!」と答え、拍手が起きた。

 三輝はカナダでミュージカルの劇作家・作曲家として活動していたが、29歳で初来日した際に桂文枝の落語を鑑賞。そこで落語に一目惚れした。

「僕の興味があったことがすべて入っていて感動した。師匠の落語は、日本語が分かるからではなく、カナダ人としても面白かった。落語はその国に合わせると中途半端になる。師匠のやってるリズムや間でやると、ドッカンドッカン。お客さんは日本の芸を見に来ているのだから、合わせる必要はない」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋