映画祭で脚光浴びた 絶滅寸前「時代劇」と日本一の斬られ役

公開日: 更新日:

「福本のような斬られ役もそうですが、時代劇は殺陣やメーク、衣装、小道具、大道具など特殊な技術を持った職人がいなければつくれません。それだけにコストもかかるのですが、視聴率が取れず、テレビから消えていった。職人はメシを食えなくなり、現場を離れるケースが増えています。作品がつくられなくなれば、彼らの技術は継承されない。日本の時代劇は消滅の危機にあるのです。そんなときに海外で評価された。勇気づけられた関係者は多いでしょう」(前田有一氏)

 本紙のインタビューで福本は、「頑張れば、明日はちょっとはマシになれると信じたい。それが今も、僕の原動力です」(2014年7月5日付)と話していた。頑張った結果、得られた賞は、時代劇の明日を変えるだろうか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった