映画祭で脚光浴びた 絶滅寸前「時代劇」と日本一の斬られ役

公開日: 更新日:

「福本のような斬られ役もそうですが、時代劇は殺陣やメーク、衣装、小道具、大道具など特殊な技術を持った職人がいなければつくれません。それだけにコストもかかるのですが、視聴率が取れず、テレビから消えていった。職人はメシを食えなくなり、現場を離れるケースが増えています。作品がつくられなくなれば、彼らの技術は継承されない。日本の時代劇は消滅の危機にあるのです。そんなときに海外で評価された。勇気づけられた関係者は多いでしょう」(前田有一氏)

 本紙のインタビューで福本は、「頑張れば、明日はちょっとはマシになれると信じたい。それが今も、僕の原動力です」(2014年7月5日付)と話していた。頑張った結果、得られた賞は、時代劇の明日を変えるだろうか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗