ドラマ「ダークスーツ」主演 斎藤工が魅せる“遅咲きの華”

公開日: 更新日:

 今後の展開が気になる初回であった。22日に始まったNHK土曜ドラマ「ダークスーツ」(21時~、全6回)。13年連続のネクストブレーク俳優に選ばれ続けたものの、ドラマ「昼顔」の好演もあってめでたく卒業。今では一、二を争う旬の俳優となった斎藤工(33)が主人公の企業ドラマだ。

 日系の総合電機メーカーで働くヒラ社員が、企業再生を目指し、裏金工作で結託する取締役たちに挑むというオリジナル脚本の物語――。と、まあ、あらすじをさらうと過去に放送された「メイドインジャパン」や「七つの会議」といった、ゴリゴリの硬派なテイストかと思いきや、ノー。コラムニストの桧山珠美氏は「『半沢直樹』の続編が待ちきれない人にもうってつけ」と、こう続ける。

「半沢以外にも『ルーズヴェルト・ゲーム』や島耕作シリーズのような劇場型の要素を兼ね備えた作品。22日の放送回では、外様社長が突然解任に至った経緯などが丁寧に描かれず、食い足りない印象がありますが、面白みは十分にあった。見る側の気持ちがドンヨリしない大衆向けの社会派ドラマ。NHKとしては新しい取り組みで、斎藤クンのスーツ姿をお目当てとする女性視聴者も増えそうです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然