オネエ界で独り勝ち マツコ人気は「イケメンブーム」の裏返し

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「美女は3日で飽きる」という言い方があるが、イケメンも次から次へと似たようなタイプが出てきても次第に同じに見えてきて個性が薄れ、飽きるのも早くなる。

 大相撲人気を支える「スモ女」の存在が話題だが、イケメンや草食男子の対極にあるようにも思える。最近、バラエティーで人気の元柔道家・篠原信一もしかり。日本柔道代表選手として活躍した篠原。巨体にして強面の顔なのに言葉もしぐさもおちゃめ。このギャップが「母性本能をくすぐる」と女性からの支持も高い。

 オネエ系タレントは一過性で終わりやすいが、マツコブームはまだまだ続きそうな気配。テレビに出始めて10年になるマツコ。私生活は依然、謎めいたままだが、今や「どこの誰だが知らないけれど、誰もがみんな知っている」タレントである。
(ジャーナリスト・二田一比古)

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