MCもゲストも好き勝手 「淳と隆の週刊リテラシー」の魅力

公開日: 更新日:

「淳と隆の週刊リテラシー」(TOKYO MX)をご存じか。

 政治家や評論家を招いてのトークバラエティーで25日は古賀茂明氏が出演する。久々のテレビで何をしゃべるのか楽しみだ。「リテラシー」は、スタートして1年になるが、古賀氏などいろんな人が出ている。小沢一郎氏をはじめ、イスラム国が台頭した時はジャーナリストの常岡浩介氏、今月はクリミア訪問直後の鳩山元総理など。

 ほかの民放が出しにくい人を積極的にブッキングするところが売りだ(関東圏でしか見られないが、動画サイトでは部分的には閲覧できる)。

 番組の趣旨は「ニュースにはこういう見方もあるのでは?」とリテラシー(理解・解釈・分析)を鍛えること。ま、ゲストのトーク(主張)に賛否はあるだろうが、ここまで言い分を好き勝手に言わせる生放送は昨今では希少価値だろう。

 もともとテレビは制約が多いメディアだが、今はかなり不自由な印象。それも「ヌードはダメ」というようなバラエティーへの歯止めではなく、報道があたりさわりのないものになりつつある。「報ステ」(テレビ朝日系)は春から無難なコメンテーターが目立つし、ニュースもワイドショーも局の思惑通り話す評論家やタレントで固められがちだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する