MCもゲストも好き勝手 「淳と隆の週刊リテラシー」の魅力

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 しかし、「リテラシー」はゲストだけでなく、MCの田村淳も好き勝手にしゃべっている。以前出ていた「知りたがり!」(フジテレビ系)では批判したくてもできなくて、煮え切らないトークになっていたが、あの時とは比べ物にならない、伸び伸びした司会っぷり!

 評論家も政治家もタレントも自分をごまかすことなく話せるのはなぜか?

 同局で「5時に夢中!」「バラいろダンディ」などを担当し、中島知子や酒井法子も出演させてきた大川貴史プロデューサーは「番組は開き直ってたまたまうまくいっているだけです。出るメディアが限られる政治家や評論家の方がいるのなら、うちの番組に出てほしい」と言う。

 なんだか干された人の駆け込み寺みたいだが、本来、テレビは話題の人(古賀氏でも中島でも)を引っ張り出してナンボ、取り合いになるのが普通。それがスポンサーや世間の目(あるいは局の偉い人?)を気にして、テレビマンが自粛するのは情けない。

「リテラシー」はキー局が失ってしまった古き良き時代の番組を再現しているのかもしれない。

(作家・松野大介)

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