「クロ現」騒動を機に…NHKの“たわいない報道”加速の一途

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 打ち切り騒動を巡る“圧力問題”で、BPOと政府の応戦が話題になった「クローズアップ現代」(NHK)。

 確かに「クロ現」は注目の事件を詳しく検証する“30分の報道特集”としてけっこう重宝されてきたし、ファンも多い。もし打ち切られたら、NHKには鋭い報道特集はなくなってしまう。

 そりゃそうだ。NHKの報道の中心「ニュースウオッチ9」は大越健介から河野憲治に代わって以来、当たり障りのないMCぶり。たいていは台本通りの進行で、しかもその台本も言い間違えて、隣の鈴木奈穂子に訂正されることもある。

 たまに独自の意見を言う機会があっても、パリで銃撃戦があった水曜は「パリで再びテロがくるんじゃない……動揺が広がっているのは間違いない」と最大公約数的な一般論を危機感ない顔で言うだけ。隣の鈴木はたいていは受けることなく「次です」と打ち切る(この噛み合わない2人ってキャスターといえるのか?)。

 7時のニュースも土日のニュースもその日の出来事の垂れ流しに終始しがち(ま、見ていて疲れないが)。

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