「クロ現」騒動を機に…NHKの“たわいない報道”加速の一途

公開日: 更新日:

 打ち切り騒動を巡る“圧力問題”で、BPOと政府の応戦が話題になった「クローズアップ現代」(NHK)。

 確かに「クロ現」は注目の事件を詳しく検証する“30分の報道特集”としてけっこう重宝されてきたし、ファンも多い。もし打ち切られたら、NHKには鋭い報道特集はなくなってしまう。

 そりゃそうだ。NHKの報道の中心「ニュースウオッチ9」は大越健介から河野憲治に代わって以来、当たり障りのないMCぶり。たいていは台本通りの進行で、しかもその台本も言い間違えて、隣の鈴木奈穂子に訂正されることもある。

 たまに独自の意見を言う機会があっても、パリで銃撃戦があった水曜は「パリで再びテロがくるんじゃない……動揺が広がっているのは間違いない」と最大公約数的な一般論を危機感ない顔で言うだけ。隣の鈴木はたいていは受けることなく「次です」と打ち切る(この噛み合わない2人ってキャスターといえるのか?)。

 7時のニュースも土日のニュースもその日の出来事の垂れ流しに終始しがち(ま、見ていて疲れないが)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方