【ミカン】「気」の巡りをよくして胃腸トラブルに威力を発揮
最近、ストレスが多いせいか食欲がない。何か食べようとしても喉を通らなくて、体重が減ってきた……。
ストレスが食欲に及ぼす影響は、自律神経の乱れにあります。自律神経は胃腸の働きをコントロールしています。ストレスによってそのバランスが崩れると、脳の中枢機能が働きづらくなって消化機能が低下し、食欲がわかなくなるのです。
また、ストレスは脳の視床下部にも作用して、交感神経を通して胃の働きにも影響を及ぼします。その結果、胃の血流が悪くなり、胃を保護するために必要な胃粘膜粘液の分泌が少なくなるのです。
さらには副交感神経にも刺激が及び、胃の蠕動運動が過剰になることで胃酸の分泌が増えます。これらによって胃の働きが不安定になり、痛みや不快感、吐き気といった不調も引き起こされ、食欲の低下につながるのです。
シニアは、そもそも消化機能能力が衰えているため、食事量が減りやすい傾向があります。また、体力の低下によって運動不足になり、消費エネルギーが減少することで食欲がなくなりがちです。


















