「鉈の先に剃刀」 石丸謙二郎が語るつかこうへいの凄み

公開日: 更新日:

 でも、いざ幕が上がると、あまりにも面白くてお客さんが熱狂しました。演じてる方も面白いのがわかるし、客席の反応がドーンとくるから楽しくてしょうがない。あの時、初めて僕は芝居のとりこになったんです。

 それから約4年半。僕はつかこうへい事務所所属の役者として、たくさんの舞台に立たせてもらい、切磋琢磨できました。それがどれだけ今、糧となってることか。

 かといって、師匠・弟子という関係ではありません。そうではないけれど、今こうして役者をやっていられるのはつかさんとの出会いがあったからなのは間違いない。

「役者への扉を開けてくれた」「人生の大きな転換点を作ってくれた」恩人。それが、つかこうへい、その人なんです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上智大は合格者の最大40%も…2021年から急増した「補欠合格」の現状

  2. 2

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  3. 3

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  4. 4

    赤西仁と田口淳之介が始動…解散した「KAT-TUN」元メンバーたちのその後

  5. 5

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  1. 6

    人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

  2. 7

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  3. 8

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  4. 9

    トランプ大統領が大慌て…米国債の「金利急上昇」は何が大問題だったのか?

  5. 10

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”