桧山珠美
著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

目玉なき紅白がかすむ「わが心の大阪メロディ~」の充実

公開日: 更新日:

「流行語大賞」も「今年の漢字」も発表され、2015年を総括する企画が続いている。そんな中、恒例の「わが心の大阪メロディ~」(NHK大阪)が15日に放送された。

 第15回を迎える今年は波瑠友近の「あさが来た」コンビが司会を担当。今、話題沸騰の朝ドラのヒロインが司会をするとはなんともぜいたく。さらに、その主題歌「365日の紙飛行機」をAKB48が朝ドラのセットから歌い、ナレーションを担当する杉浦圭子アナも登場するという、ファンサービスも満載。

 さらに、目玉のない紅白の助っ人として出演が決まった小林幸子が、日本一の超高層ビル「あべのハルカス」の展望台で大阪万博のテーマソング「世界の国からこんにちは」を熱唱。こちらを紅白にしてもいいくらい。

 波瑠がファンでいつも聴いているという奇妙礼太郎とのこぎり演奏家のサキタハヂメによる「蘇州夜曲」などここでしか見られないコラボもあって、1時間10分ほどの番組はかなり楽しめた。

 なにより波瑠の司会がよかった。生放送にも緊張せず、堂々として落ち着いた司会っぷりに「びっくりポン!」。紅白の司会も波瑠にやらせれば、朝ドラの勢いにあやかれたのでは。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず