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碓井広義
著者のコラム一覧
碓井広義上智大学教授(メディア文化論)

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授、東京工科大学教授を経て現在、上智大学文学部新聞学科教授。専門は放送を軸としたメディア文化論。著書に「テレビの教科書」ほか。

ドラマ特番で意欲作 テレ東の“鉱脈”は日本の職人技

【連載コラム「TV見るべきものは!!」】

 昨年、テレビ東京系で放送された「LOVE理論」。“ラブ理論マスター”を演じたのが、当時、恋愛騒動の渦中にあった片岡愛之助だったこともあり話題になった。深夜のドラマ特番「彼女が恋した職人さん」(6日放送)は、「LOVE理論」を手がけた西古屋竜太監督の新作である。

 主人公は大学生の巧(千葉雄大)だ。外国史学の教授(竹中直人)に、カナダからやって来たマリー(テイラー)の案内役を頼まれる。彼女の目的は、日本の「職人の技」に触れてリポートを書くこと。2人の珍道中が展開される。

 この番組の特色は、全体はフィクションのドラマでありながら、登場する職人は実在する人たちであることだ。江戸指物師の木村正さん、大阪・堺市で本焼き包丁を作る池田良一さん、そして金沢の加賀友禅作家である白坂幸蔵さんなど、まさに“日本の匠”というべき人たちが“本人”を演じているのがほほ笑ましい。

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