著者のコラム一覧
辺見マリ歌手

1950年、京都府出身。69年に歌手デビュー、70年の「経験」が大ヒット。離婚を2度経験。辺見えみりは長女。現在、「同窓会コンサート」などを中心に活動中。

<第1回>壮絶“洗脳話”が大反響 今なぜ私は話すのか

公開日: 更新日:

 まさに波瀾万丈といえる人生を送ってきた歌手・辺見マリ。1969年に歌手デビューし、瞬く間にトップスターとなったものの、わずか2年で結婚して芸能界を引退。2児を出産後、81年に離婚して芸能界に復帰。そして大きな話題となったマインドコントロールによる地獄の日々――。

 辺見さんは壮絶な体験を通じて何を考え、何を得てきたのか。「きれいごとでは語り尽くせない」という半生をじっくり振り返ってもらう。

■昨年秋の「しくじり先生」が大反響

 19歳で歌手デビューをしてから本当に長い時間が過ぎました。同世代の方なら当時のイメージを覚えてくださっているかもしれませんし、若い世代の人たちにはタレント・辺見えみりの母親として。あるいは昨年の秋に放送された「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)というバラエティー番組で初めて知ってくれた人もいるかもしれません。

 ちなみに私はこの番組で「洗脳されて5億円を失っちゃった先生」としてお話をしました。以前、私はある「拝み屋」を中心にしたグループにだまされ、洗脳・マインドコントロールされた結果、大金をだまし取られてしまったことがあるのです。身も心もボロボロで自殺まで考えたほどで、あの地獄から抜け出すまでに13年もかかってしまいました。この過去は私にとって重く暗いもので、とても胸を張って人さまにお話しできるような経験ではなかったし、ずっと恥ずかしい失敗だと後悔していました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因