登場人物は実名…原発事故映画「太陽の蓋」製作Pに聞く

公開日: 更新日:

 そして実名でやるからには、たとえ“不都合な真実”になろうと正確な事実を描くことに一番こだわったと強調する。

「まず国会事故調の資料、次に東電のテレビ会議、そして当時現場にいた人たちが残したあらゆる証言や記録。報道など二次情報ではなく、これらの一次情報を私や他のプロデューサー、監督、脚本家などスタッフが一丸となって徹底的に調査して脚本に反映しました。もちろん劇映画ですから、新聞記者などは複数のモデルを一人のキャラクターにまとめるなど脚色もあります。しかし東電の社員だろうが官邸にいた人だろうが、当時の関係者の誰が見ても『俺、そんなこと言ってないよ!』とは言わせない内容になっている自信があります」

 こうした創作の原動力は、世間に蔓延する誤った原発事故の認識を正したいとの思いからだ。

「たとえば菅直人が原子炉への海水注入をやめさせたというデマは、安倍首相が自身のメルマガに書き、翌朝の産経、読売が1面トップで報じたせいで今も多くの人が信じています。そうした誤解を一つ一つ検証し、真実を世に残したい思いがあった。もっとも、彼ら民主党の政治家たちにすれば嫌な部分も描きましたが」

 三田村邦彦が演じた菅直人元首相の本音も聞いてみたいところだ。映画は7月16日から渋谷ユーロスペースより全国順次公開。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  2. 2

    小室圭さん家族3人ショットを「ニューヨーク・ポスト」が報道 1億円以上の新居から居住先、子供の性別まで赤裸々に…

  3. 3

    和久田麻由子アナがフジとTBSではなく日テレを選んだワケ 今週からついに新報道番組に登場

  4. 4

    萩本欽一(5)「親父はカメラ屋、母親はご飯も炊けない四国のお姫さまだった」

  5. 5

    阪神・立石正広は“走り方”にさえ問題あり 3度目の故障を招いた根本原因を専門家が指摘

  1. 6

    小室圭さん&眞子さんの「第1子の性別」を特定 NYポスト紙報道の波紋と今後憂慮すべきこと

  2. 7

    元EXILE黒木啓司「脱税セレブ・宮崎麗果と離婚へ」報道に納得の声

  3. 8

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  4. 9

    元EXILE黒木啓司がLDHを離れたワケ…妻のド派手すぎるセレブ生活が遠因か

  5. 10

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声