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碓井広義メディア文化評論家

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授などを経て2020年3月まで上智大学文学部新聞学科教授。専門はメディア文化論。著書に「倉本聰の言葉―ドラマの中の名言」、倉本聰との共著「脚本力」ほか。

長谷川京子「ふれなばおちん」 ガチンコ人妻対決が見もの

公開日: 更新日:

 ハセキョーこと長谷川京子(37)も、いつの間にか2児の母。堂々の人妻女優である。

「ふれなばおちん」(NHK・BSプレミアム)は、ドラマ化もされた「斉藤さん」と同様、小田ゆうあの漫画が原作だ。主人公は夫と2人の子供と暮らす、ごく普通の主婦・上条夏(長谷川)。「いくつになっても女とか、それは雑誌やテレビの中のお話。誰かを好きになるなんて、もってのほか」。そう思っていた彼女が、「でも、好きな人ができました」という事態に陥る物語だ。

 社宅に住む上条一家。夏が、中学生の娘(山口まゆ)から「お母さんて、それでも女?」などと叱られたりはするものの、平穏な毎日だった。しかし、夫の同僚の妻が若い男と駆け落ちしたことをきっかけに、夏の気持ちが揺れ始める。さらに、隣に夫(鶴見辰吾)の部下であるモテ男(成田凌)が引っ越してきて……。

 駆け落ち妻を演じる戸田菜穂(こちらも私生活では2児の母)がいい味を出している。男と泊まる旅館から夏に電話してきて、「思い出したの。女として満たされるって、こういうことだった」などとのたまうのだ。夏は「家族への責任」などを持ち出すが、かなわない。

 このドラマ、長谷川と戸田の“人妻女優ガチンコ対決”が大きな見ものだ。「母だって、妻だって、女なんです!」と言われたら、頭を下げるしかないと思っているオトコたち、特に必見です。

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