元アイドル槇みちるさん 引退後関わったCMソング2000曲

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 1966年の大ヒット曲で、おネエタレントのミッツ・マングローブがカバーして話題になった「若いってすばらしい」。歌っていたのは槇みちるさん。のびやかな歌声とミニスカートが似合う健康美で、アイドル歌手のハシリといわれたが、わずか4年で引退してしまった。槇さん、今どうしているのか。

■レコーディングは職人技

「今は自宅でボーカル・アドバイザーをやっています。歌手志望の女の子もいますが、定年後に、昔やりたかった歌を本格的に習いたいという方も結構いらっしゃるんですよ」

 都内は経堂のファミレスで会った槇さん、笑顔でこう言った。

「本業はスタジオミュージシャンです。CMやイベント会場などで使われるコーラス曲をレコーディングするんです。スタジオ入りして譜面を渡されたら、1時間ほどで本番。ディレクターから要求される音を理解して、尺の長さもコンマ何秒単位できっちり仕上げるわけですから、ほとんど職人技といっていいでしょうね。もっとも、バブルのころは月に2本はあった仕事も今は年に数本に減っちゃいましたね」

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