今年の“邦画界の顔”ともいうべき面々が選ばれた。3日の第29回東京国際映画祭のクロージングセレモニーで発表された、映画界に貢献している人たちを表彰する「ARIGATO(ありがとう)賞」に選ばれたのは「君の名は。」の新海監督ほか、妻夫木聡(35)、高畑充希(24)、そして「シン・ゴジラ」のゴジラ――。なかでも観客から最も歓声を浴びたのは、長い尾っぽを引きずりながら登場し、抜群の存在感を発揮したゴジラだった。
「君の名は。」と「シン・ゴジラ」に加え、妻夫木が出演した「怒り」も配給会社は「東宝」だ。映画祭の賞ひとつとってもひとり勝ちの状況が浮き彫りになるとは……。