東宝が最高益 新海誠監督は「君の名は。」でいくら稼いだ

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 東京・日比谷にある本社ビルから高笑いが聞こえてきそうだ。映画会社大手の「東宝」は17日、2017年2月期連結決算の業績予想を上方修正し、最終利益が過去最高の330億円(前期比27.7%増)になる見通しだと発表した。

 好業績を支えたのは、映画「シン・ゴジラ」と「君の名は。」のダブルヒット。なかでも「君の名は。」は「ここまでの大ヒットは想定していなかった」(東宝・浦井敏之常務)とうれしい悲鳴を上げるように大化けした作品だ。公開から2カ月で興行収入154億円を突破し、「ここにきて少し客足は落ちているが、少なくとも最終で180億円は堅い」(映画興行関係者)となれば、同社の最高益「再」更新発表もあり得るかもしれない。

 そんな日本映画界における「東宝ひとり勝ち」の立役者である新海誠監督(43)。下世話ながら手にしたギャラは一体、ナンボなのか気になるところだろう。

「製作段階で監督に支払われるギャラの取り決めは、一般的に『一本いくら』の定額報酬。ヒットした分、上乗せとなる成果報酬契約は、ごくまれな話」(配給会社関係者)だという。ちなみに、公開前の興行収入見込みから、新海監督のおおよそのギャラを逆算してみると――。

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