芸能界にはびこる薬物汚染 ASKAは本当に“シロ”なのか?

公開日: 更新日:

 11月28日の逮捕の時は自宅前にマスコミだけでなく、一般人まで駆けつけ大騒ぎに。ASKA自身も逮捕直前までブログにコメントをアップしたため、テレビのワイドショーなどがリアルタイムで中継する前代未聞の劇場型逮捕となった。それでいて今月19日にまさかの不起訴処分である。

■「お茶だった」はプロのテクニック

 ASKAの薬物問題を取材しているジャーナリストの中村竜太郎氏がこう言う。

「尿ではなくお茶というのはあくまでASKAの言い分で、警察はそんなことは言及していません。しかし、科捜研の鑑定で、彼がお茶と主張する“尿”から覚醒剤の陽性反応が出たということはまぎれもない事実。ただ、採取の際に警察の不手際があったことと、吸引具などの証拠が見つからなかったため公判を維持できないという検察の総合的判断で不起訴になった。疑わしきは罰せずの原則通り、嫌疑不十分で釈放されただけで、完全に潔白というわけではない。勾留後しばらくして『あれはお茶だった』と供述したそうですが、薬物常習者などある意味プロのテクニックといえます。その場合、再検査しても尿から覚醒剤は検出されないから、お茶だとシラを切れると誰かに入れ知恵されたのではないか。こうした挑発的な態度を警察は黙って見てはいないでしょう」

 切っても切れない芸能人と薬物の問題。今年で終わりのはずがない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理