“恋愛の神”が脚本担当 来春NHK朝ドラは「半分、青い。」

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 NHKが22日、18年前期の連続テレビ小説のタイトルを「半分、青い。」と発表した。主人公の名前やニックネームを題名につける作品が多い中、ヒロインの劇中のせりふを採用する攻めの一手に出た。

 脚本を手がけるのは、朝ドラ初登板の北川悦吏子氏(55)。「私と朝ドラは同い年。『私たち、やっと巡り合えたね』という感じでうれしいです。これがお見合い結婚だったら『私でいいの?』と戸惑ってしまうけれど、恋愛でして、私からアプローチしました」と、恋愛の神様の異名を持つ脚本家らしい叙情的なコメントで喜びを語っていた。

「素顔のままで」(92年)や「ロングバケーション」(96年)などトレンディードラマ全盛期を担ってきた脚本家によるオリジナル作品。昭和40年代から現代にかけての岐阜と東京を舞台に、幼少期に病気で片耳を失聴したヒロイン・鈴愛が、漫画家を目指すも挫折し、結婚→出産→離婚→シングルマザーとなった後、ひとりメーカーの家電屋になる半生を描くという。

 同氏はこれまでも「愛していると言ってくれ」(95年)ではトヨエツ演じる主人公が、「オレンジデイズ」(04年)では柴咲コウ演じるヒロインが、それぞれ聴覚障害者のドラマを描いてきた。いわば、十八番ともいえる設定だが、「私自身、ある時(片耳を)失聴したので……。考えようによってはロマンチックなエピソードが思い浮かびやすかったり、頑張らなきゃいけない瞬間をバランスよく描けるんじゃないかなって」と、創作魂に火が付いた胸の内を明かしていた。恋愛の神様のお手並み拝見――。

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