假屋崎氏も絶賛 映画「花戦さ」堅調の裏に2つのブーム

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 意外や意外、野村萬斎(51)主演の時代劇エンターテインメント「花戦さ」(東映)が堅調な動きを見せている。公開4週目にしてランキング7位。スリリングな展開を見せる犯罪サスペンス「22年目の告白 私が殺人犯です」やディズニーの「美女と野獣」、人気ドラマの続編「昼顔」といった多種多様な作品が並ぶなか、大健闘である。

 なぜウケているのか。主人公は戦国時代に実在した花僧・池坊専好なる人物で、華道の家元。池坊の当主だけにその世界では有名だが、お世辞にもメジャーとはいえない。織田信長や豊臣秀吉といった時の権力者の乱心に草花をもって仇討ちするストーリーで、時代劇の醍醐味である殺陣のシーンはほぼ皆無だ。

 しかし、「今夏公開の『関ヶ原』をはじめとする王道の大作時代劇がある一方で、チャンバラや殺陣の少ない作品もここ数年の時代劇の潮流のひとつ。日本人の心を投影させた文化や伝統を題材に扱い、人間ドラマに重きを置いた作品は、一定層の観客から支持される邦画の新機軸として評価したい」(映画ジャーナリストの大高宏雄氏)

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