假屋崎氏も絶賛 映画「花戦さ」堅調の裏に2つのブーム

公開日: 更新日:

 昨今のいけばなブームも大きい。ガーデニングなる外来語が市民権を得て久しいが、植物をこよなく愛するボタニカル系男子を発端に、いけばな教室に通ういけばなMENの存在が各紙誌で取り沙汰されている。この勢いを肌で感じているひとり、華道家の假屋崎省吾氏はこう言う。

「NHK大河『おんな城主 直虎』でも毎回、いけばなの場面が必ずといっていいほど登場し、私自身も出演させていただいているバラエティー番組『プレバト!!』では、いけばなの才能を芸能人が競い合ったりしています。いまだかつてない、いけばなブームが巻き起こるなか、いけばなと花の力をテーマにした映画が公開されたことは非常に喜ばしい。『花戦さ』は初代・専好の人となりが随所に描かれていて、それを重厚感のある俳優の演技や本物志向のスタッフにより完成された素晴らしい作品だと思います。全編を通して、いけばなの醍醐味が十二分に発揮されていました」

 なかでも最も心に響いたいけばなのシーンは?

「なかなかひとつを選ぶのは難しいのですが……しいて挙げるなら、中井貴一さん演じる信長のため、岐阜城にいけられた作品です。まさに豪華絢爛、圧巻のひと言。拍手喝采です!」

 良さがわかるかな。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動