著者のコラム一覧
西野亮廣

1980年、兵庫県生まれ。99年、漫才コンビ「キングコング」を結成。近年は絵本作家としても活躍。「えんとつ町のプペル」は映画化され、2019年の公開予定。10月発売の新刊「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」は早くもベストセラーに。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」運営。

「転職オッケー」「副業オッケー」で肩書きを利用する

公開日: 更新日:

 肩書の捉え方は人それぞれあっていいと思うのですが、自分のルールを他人に強要するのはよくない。肩書を1つに絞れって言っちゃうと、あなたはそれで逃げ切れるかもしれないけど、それでよくない若い世代が出てきているし、それでよくない職業の人もいる。人によって状況が違うから、強要するのは危ない。

 もうちょっと肩書ってカジュアルにしておいて、転職オッケー、副業オッケーとかにしておかないと、自殺する人が増えるでしょうね。そっちですね、危ないと思ったのは。

 建築家って言っている友人がいるんですが、彼はCMプランナーもやって、映像作品を作ったりして、いろんなところにスライドさせているんですね。でも職業は建築家を名乗っているんですね。なんでかというと「建築家」が「映像を作った」だとか、こういうことをしているって方が、キャッチーだから。何でも屋って言っちゃうと、映像やっても建築やっても、何やっても引っかからないけど、建築家が次は飲食店を経営すんの? っていうフック作るために、わざと1つに絞っている方もいます。戦略的にです。

 つまり、肩書は利用するもんだと思います。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった