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西野亮廣

1980年、兵庫県生まれ。99年、漫才コンビ「キングコング」を結成。近年は絵本作家としても活躍。「えんとつ町のプペル」は映画化され、2019年の公開予定。10月発売の新刊「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」は早くもベストセラーに。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」運営。

“3時間使っても飲みたい”と思わせる上司になってください

公開日: 更新日:

 サラリーマン社会では、付き合いの悪い若手社員が増えている。上司としては苦労が絶えないが……。

 ◇  ◇  ◇

 37歳の僕と20歳のコの1時間って全然価値が違うと思うんですよ。20歳の1時間って僕なんかよりもっともっとすごく重要で、何に時間を使うか、ここで頑張るか頑張らないかってすげえ大事。僕みたいなものがたやすく奪っていいもんじゃないですね。

 いいんじゃないんですか、上司の誘いなんて無視していいと思います。むちゃくちゃ引力の強いというか求心力のある上司であれば、行くじゃないですか。上司が誘って部下が来なかったら、落ち度は上司にある。「おまえに魅力がない」から行かなかっただけです。

 若手が3時間捧げても一緒にいたいと思う相手じゃないってこと。「なんでおまえ来ないんだ」って叱られたら、「じゃあ、もっと頑張って部下が来たくなるような上司でいてください」って言った方がいいと思います。

 例えばDMM(グループ会長)の亀山敬司さんが「飲もう」って言ったら、どっと集まるんですよ。みんなカメちゃん好きで、結構なメンツが来る。ちゃんと魅力があれば若手は付いて来ると思いますね。「自分の3時間を使っても、この人から何か盗んでやれ」って思っちゃうから。

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