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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

賛否両論の小室哲哉会見 “芸能メディア視線”で見えた疑問

公開日: 更新日:

 小室は妻の介護と自らの病気を明かすことで女性との付き合いの過程を説明した。確かに、不倫を否定するためには必要だったのかもしれないが、妻の生々しい症状まで明かす必要があったのか――。むしろ、「知りたくなかった」という声もある。

 これまでKEIKOさんの具体的な様子はベールに包まれていた。メディアも触れることはなく、復帰する日を待っていた。それを小室自ら明かしたが、KEIKOさん自身と彼女の親御さんは了承していたのかも気になる。不倫報道もKEIKOさんにはLINEのやりとりで穏便にすんだとしているが、娘を懸命に介護している親御さんの心中はいかがなものだろう――。同じ娘を持つ父親として複雑な気持ちになる。

 以前から考えていたという引退も不自然に見える。歌手と違い、裏方的な音楽プロデューサーの引退発表はあまり聞かない。音楽関係者も、「引退宣言せずとも、いい曲ができたら発表すればいいのでは。せっかくの才能がもったいない。ただ、自発的な音楽活動と言っているので、要望があれば活動するという含みもある」という。

 いろいろな問題を考えさせられる会見だった。

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