安室・小室の引退が象徴 “平成の終焉”と軋み始めた芸能界

公開日: 更新日:

「これで平成は終わった」――。音楽プロデューサー小室哲哉(59)の引退は、今年9月での引退を控える安室奈美恵(40)と併せ、日本の芸能界において、ひとつの時代の節目とする見方が広がっている。

 1995年リリースのシングル「Body Feels EXIT」からはじまった、小室プロデュースによる安室の楽曲が平成の世を彩ったのは間違いない。つづく「Chase the Chance」がミリオンヒットし、TKサウンドは社会現象になり、安室のファッションを真似た「アムラー」が街にあふれた。「CAN YOU CELEBRATE?」は結婚式の定番となり、平成の花嫁たちの門出に流された。

 安室のベストアルバム「Finally」には、小室が16年ぶりにプロデュースして最後となるであろう楽曲「How do you feel now?」が収録され、安室ファンの感傷を誘っている。さらに今回の引退発表で小室サウンドも終わりとなり、来年4月に予定される天皇退位と共に幕を閉じる平成へのエンディングがはじまったとの印象を世間に与えているのだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因