著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

テレビに全てを捧げる マツコ・デラックスが得た「救い」

公開日: 更新日:

「この焼け野原で残った人こそが、ホントにテレビを愛してる人だと思う」(マツコ・デラックス/NHK・Eテレ「SWITCHインタビュー・達人達(たち)」1月20日放送)

 今やテレビは「メディアの王様」ではなくなり、かつてのような潤沢な予算がなくなってしまった。だが、マツコ・デラックス(45)はその現状は不幸なことばかりではないという。その理由を語った言葉を今週は取り上げたい。

 つまり、決してお金もうけができるジャンルではなくなりつつあるにもかかわらず、そこに残っている人たちこそが、テレビを愛している人たちだ、と言うのだ。

 マツコが本格的にテレビの世界に出始めたのは「5時に夢中!」(TOKYO MX)から。その出演はひょんなことがきっかけだった。出演予定者が急きょ出られなくなったため、代役を用意しなくてはならなくなり、そこで白羽の矢が立ったのが、当時MCだった徳光正行の知り合いのマツコだった。この出演が好評だったため、レギュラーに抜擢されたのだ。

 その歯に衣着せぬ発言とインパクトある風貌は抜群のタレント性を持っていた。他局も放っておかない。ある時、「TVチャンピオン」(テレビ東京)からオファーが来た。その回は「家具職人選手権」。なぜ家具に造詣が深いわけでもない自分なのだろうと企画書を読んでみると、職人が作ったイスに座り耐久性を調べるためだったのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    打線強化急務の巨人が今オフ、トレード獲得に舌なめずりする日本ハム2選手の名前

  2. 2

    日本ハム助っ人レイエスに「70万ドル請求訴訟」 タティスJr.も敗れた“収入10%契約”の落とし穴

  3. 3

    日テレが“打倒 VIVANT”へ総力をかけて挑むドラマ「俺たちの箱根駅伝」の勝算

  4. 4

    経済閣僚から相次ぐ「高市総理はリフレじゃない!」の無責任…にじむのは露骨な米国への配慮

  5. 5

    何ら新味なかった高市改造人事で期待できるとすれば、勢いづいた藤田維新の“大暴れ”くらいか?

  1. 6

    歌番組を見ながら紅白を考えた…来春メンバーが2人になる純烈が気になる

  2. 7

    維新から入閣の中司宏新大臣に案の定「裏金疑惑」…高市内閣は支持率20ポイント暴落もある

  3. 8

    川島道行さんは闘病19年 脳腫瘍グレード2で5年生存率は7割

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    WEST.“史上最悪の空中分解”で前途暗雲…10年前のSMAP解散時を超える衝撃