荻野目洋子“復活”の立役者 「盆踊り」市場に音楽業界注目

公開日: 更新日:

 盆踊り用のCDとは、夏の盆踊りで目玉となりそうな、推薦2曲が入ったCDのこと。推薦は「一般社団法人・日本伝統文化振興財団」が行い、毎年正月にリリースされる。うち1曲は若者を意識した、アップテンポの明るい曲が採用される傾向にある。今年の目玉は46年前に発売され、昨年アレンジされた「はっぴぃロック」のようだ。もっとも、前出の田畑秀朗氏によると、2013年にテイチクが発売した、ロックバンドグループ「怒髪天」の盆踊り曲「ニッポン・ワッショイ」が今年は来ているという。

「大々的に宣伝はしていませんが、若者の間で人気です。今後、大ヒットするかもしれません」

 実は、盆踊りそのものが、若者の間で徐々に熱を帯び始めているという。年間約40回、盆踊りに参加している盆踊りマイスターのブレーメン大島氏がこう言う。

「年々、若者を中心に盆踊り初心者の割合が増えていることを肌で感じています。昨年は『ダンシング・ヒーロー』が流行しましたが、振り付けを覚えられなかった若者が、今年の盆踊り会場にあふれ返る可能性があります」

 来年はどの曲がリバイバルヒットしていることやら。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった