“怖いもの見たさ”を刺激「ヴェノム」大ヒットのウラの戦略

公開日: 更新日:

「スパイダーマン」シリーズの悪役を主人公にしたスピンオフ映画「ヴェノム」が大ヒットを記録している。初日から3日間で約40万人を動員し、興収6億円を記録。本家「スパイダーマン:ホームカミング」(17年)とほぼ同等の出だしで、最終的に20億円超えは確実といわれる。ヒットの要因と作品の魅力について、映画批評家の前田有一氏がこういう。

「洋画低調な時代に大健闘の成績です。ホラーではなくヒーロー映画なのに悪役、それも人間の脳みそを丸かじりする残虐な化け物が主人公という意外性。『カメ止め』のヒットもそうですが、こうした点が“怖いもの見たさ”を刺激し、アメコミファン以外にも広がったのでは。話も面白いし、カーチェイスなど見せ場の出来もいい。今後の伸びも期待できそうです」

 ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)は、ライフ財団の人体実験疑惑を追及していたが、財団が研究していた地球外生命体のシンビオートに寄生され、やがて怪物ヴェノムと化してしまう。映画は“運命共同体”となったエディとヴェノムが、共通の敵を見つけ出し共に戦うまでを、ユーモアを交えつつホラー風味のド迫力アクションとして描く。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”