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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「イッテQ」やらせ疑惑 “ない”ものを“ある”が最大の問題

公開日: 更新日:

 バラエティーにヤラセは付き物。視聴者もわかった上で見ている。文春も「ヤラセ」を大々的に問題視しているわけではない。タイトルの「デッチ上げ」通り、「そんな祭りは聞いたことない」と祭りそのものが「ない」という多くのラオス国民の声が重要。この企画は「よその国にはこんな祭りがある」という驚きも見どころなのに、「ない」ものを「ある」としていることが一番の問題点。「ない」のに「ある」ようにするにはヤラセが必要となる。宮川は「知らなかった。調べて欲しい」と文春に訴えているように、タレントに問題はない。すでに100回を超える企画。宮川が体を張って挑む世界の祭りもそろそろ限界の時期だろう。「ない」祭りを「ある」とすれば無理をしなければならない。番組打ち切りや司会の内村光良が責任取って降板する必要もない。世界の祭り企画を終わらせて、また宮川が体を張って挑戦する企画を再開すればいいだけの話だと思う。

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