著者のコラム一覧
細川展裕

1958年、愛媛県生まれ。レコード会社の営業マンを経て、同級生の鴻上尚史率いる「第三舞台」の制作に。2000年から「劇団☆新感線」のプロデュースを手掛け、これまでに220万人の集客を実現。現在、新感線☆RS「メタルマクベス」公演中につき、豊洲のIHIステージアラウンド東京に通い、次のキャスティングに向け“夜のロビー活動”中。

エンタメに競合なし 「百恵買ったら聖子買わない」はない

公開日: 更新日:

 小劇場ブームを牽引した、第三舞台、劇団☆新感線という2劇団にプロデューサーとして関わってきた細川展裕氏(60)が初の自叙伝「演劇プロデューサーという仕事」(小学館)を出版した。現在、新感線の舞台「メタルマクベス」は5カ月に及ぶロングラン公演中。演劇人生35年、同級生の演出家・鴻上尚史氏や新感線のいのうえひでのり氏らとともに歩んできた。食えないものとされていた演劇を「食える演劇」にする技術を直撃した。

 演劇に関わったのは26歳のとき。幼稚園時代からの同級生・鴻上尚史氏に誘われ、レコード会社の営業から第三舞台の制作に入った。

「23歳の時、初めて鴻上の芝居に誘われたのがきっかけでした。感想を聞かれたときに『鴻上らしい』とだけ言いました。今も変わらないんですが、僕はもともと演劇に興味がなかったんです。その頃、演劇が好きで手伝いたい人は山ほどいたと思うけど、サラリーマン経験があって、冷静に制作をやってくれるということで僕を選んだんだと思います。今も仕事として芝居を見るけど、途中で寝ちゃうこともありますよ(笑い)。鴻上とは幼稚園から一緒で、両親の顔も知ってるし、私がカネを持ち逃げしないだろうという信用もありましたしね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  3. 3

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  4. 4

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 5

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  1. 6

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  2. 7

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  3. 8

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  4. 9

    草間リチャード敬太“全裸騒動”にくすぶる「ハメられた」説…「狙った位置から撮影」「通報が早い」と疑問視する意見広がる

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  3. 3

    高市自維政権で進む病人・弱者切り捨て…医療費削減ありき「病床11万床潰し」すでに3党合意の非情

  4. 4

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 7

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  5. 10

    まだ無名の「アマNo.1サウスポー」評価爆上がり!23日ドラフト「外れ1位」なら大争奪戦も…