NHK紅白なのに“特別枠”ばかり 平成最後はご都合主義の極み

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「特別枠というのは、大物が出てくれないからとNHK側が歌手にこびたのが始まりだと思います。それを乱発したため、アーティストの要望に応じて海外や別スタジオからの特別中継などが当たり前になってしまった。その結果、歌合戦のコンセプトはどんどん形骸化してしまった。単なる年忘れ歌謡祭なら、テレビ東京系の今年で51回目を数える『年忘れにっぽんの歌』のほうがよほどふさわしいですよ」

 核家族化に始まり、多チャンネル化、ネットの普及で“お茶の間”は消滅。多くの国民が口ずさむような流行歌は出にくくなった。

 平成最後の紅白歌合戦。サザンの歌唱は“耐用年数”を過ぎた紅白への挽歌になりそうだ。

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