NHK紅白なのに“特別枠”ばかり 平成最後はご都合主義の極み

公開日: 更新日:

 大みそかのNHK紅白歌合戦まで2週間を切った。今年は平成最後ということもあり、それにふさわしい大物歌手の出場が期待されたが、今のところサプライズは、紅白を卒業していた北島三郎(82)とサザンオールスターズの出演くらい。しかも、この2組は特別枠で、サザンが“大トリ”を務めると一部で報じられた。

 これについてネット上の掲示板では侃々諤々。そして、視聴者の多くが賛同したのが、以下の意見だ。

「特別枠が大トリって、紅組も白組も意味ないってNHK自ら言ってるようなもの」――。

 1951(昭和26)年のスタートから今年で69回目。出場歌手を「紅」と「白」に分け、男女対抗の「歌合戦」とする番組としては、もはや成立していないのである。

 今回の“大トリ”について、NHK関係者の「平成最後の紅白を締めくくるアーティストは紅組、白組という枠にこだわらず、日本を代表する存在として選んだ」といったコメントがスポーツ紙などに掲載されたが、これぞご都合主義の極みである。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝