著者のコラム一覧
青山佳裕

1954年、東京生まれ。美空ひばりの時代から取材歴40年。現在も週刊誌などで活躍するベテラン直撃記者。

百恵さんが「このおじちゃんはね、ママのお知り合い」と

公開日: 更新日:

 百恵さんが現役時代、雑誌の対談連載のお茶くみをしていた縁で顔見知りとまではいかなくても、仕事関係者として認識していただいていたと思ったが、怒鳴られると恐れおののいた。

 しばらくした日曜日の昼下がり、百恵さんの街の駅前に降りたところ、小学生になった子どもたちの手を引く百恵さんとばったり出くわしてしまった。たじろぐと、「あら、お久しぶりです」と百恵さんは言い、「きょうはこちらに何かご用なんですか?」と笑顔を向けてくれた。

「ええ、ちょっと」

 すると百恵さんはうなずき、「このおじちゃんはね、ママの昔のお仕事のお知り合いなの。ちゃんとご挨拶しなさい」って、ふたりの息子さんに言ってくれたのだった。

「坊やたち、大きくなられましたね」と言うと、笑顔でうなずいて「全然、勉強しないで困ってるんですよ」と話してくれた。あれから約30年、引退後も芸能マスコミの取材は続き、芸能界にいたことを後悔しそうになったこともあるらしい。昭和は遠く、平成という時代も終わる今、百恵さんに今の芸能界はどう映っているのだろう。

 中3トリオでは、森昌子(60)はセーラー服で代表曲「せんせい」を歌ったり、バラエティーで得意のものまねを披露。しかし、このほど還暦での引退を発表。桜田淳子(60)もステージ復帰し芸能活動再開に前向きとされる。今も統一教会(現・世界平和統一家庭連合)に所属しているそうだが、華やかなスポットライトを浴びた経験があると、もう一度と渇望することが多いらしい。百恵さんは平凡な主婦の座を何より大切にしていて、復帰はあり得ないと思う。だが、それでも、もう一度と願うファンの思いも消えないのだった。新しい時代にトリオで1日だけでも復活すれば、ファンは快哉を叫ぶに違いない。

(聞き手=長昭彦/日刊ゲンダイ

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元EXILE黒木啓司がLDHを離れたワケ…妻のド派手すぎるセレブ生活が遠因か

  2. 2

    侍J捕手・中村悠平らが“NPBルール改変”を提言 「日本ガラパゴス野球」では勝てない現実

  3. 3

    高市首相の“悪態答弁”にSNSで批判殺到! 共産&れいわの質問に「不貞腐れたガキレベル」の横柄さだった理由

  4. 4

    議員会館でも身体重ね…“不倫男”松本文科相は辞任秒読み! 虚偽答弁疑惑に「コメント控える」連発の卑劣

  5. 5

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  1. 6

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁

  2. 7

    菊池風磨も認めるtimelesz“タイプロバブル” YouTubeなしテレビ主戦場…独自路線の成否

  3. 8

    小祝さくらは当落線上…全米女子オープンを目指す国内組「予選免除」争いの熾烈

  4. 9

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  5. 10

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた