著者のコラム一覧
由紀さおり歌手

1948年、群馬県桐生市生まれ。3歳で横浜へ。ひばり児童合唱団出身。洗足学園短期大学英文科卒。1969年、「夜明けのスキャット」が大ヒット。紅白歌合戦に10年連続出場。実姉の安田祥子とも童謡コンサートを続け、2011年に発売したピンク・マルティーニとのコラボレーションアルバム「1969」が世界的大ヒットを記録した。

新譜のタイトルはもう一度人生を始める初めの一歩の意味

公開日: 更新日:

 50年という半世紀を歌ってきましたが、今はその区切りの時期だと思っています。新しいアルバムは私の歌い手人生で最後になるのかわからないけれど、若い世代が私のことをどう思っているのか、気になる存在なのか、興味ないって言われてしまうのか、知っておきたくて、若い人たちにオリジナル曲を書いてもらいました。51年目からの自分にチャレンジする意味を込めてね。

 これから先、過去の財産だけを歌っていくのは嫌だなって思ったんです。それで新しいアルバムのタイトルを「BEGINNING~あなたにとって~」にしたの。もう一度、この人生を始める初めの一歩という意味。アルバムのジャケットでも私、一歩踏み出してるんです。

 それで亀田誠治さんにプロデュースをお願いしました。彼とは以前からずっと「いつかまた仕事したいね」って話していて、機が熟した時に大事な一枚をお願いしたくて4年越しでやっと実現しました。

 アンジェラ・アキさんが「私の人生で一番大事にしていることです」というメッセージとともに送ってくれた作品が「あなたにとって」。私の新たなスタートにふさわしい一曲をプレゼントしてくれました。私の人生だけでなく、聴いてくださるすべての方の人生に捧げたい歌です。コンサートのエンディング曲にするつもりです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン